御遷宮の記録

新庁舎 地鎮祭

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平成の大遷宮」第2期事業では、著しく老朽化した「庁舎(ちょうのや)」の改築を行うため、昨年より進められていた旧庁舎の解体作業が終了し、平成29年7月7日、新庁舎の建設に先立って地鎮祭が斎行されました。
祭典では新庁舎建設工事の安全と無事なる竣功を祈念して厳かに祝詞が奏上され、神職により建設地の清祓いが行われました。新庁舎は平成30年12月の竣功を目指し、現在建設工事が進められています。

「庁舎」は出雲大社の長い歴史の中で古くから境内にあり、幾度もの建て替えを繰り返しながら、祭事を始め社務を執り行なう機能を果たしてきた歴史的且つ伝統的な建物です。
前庁舎は昭和38年にコンクリート造りによって再建されましたが、竣功直後より雨漏りが発生し、加えてコンクリートや鉄骨の劣化、耐震問題など、安全を確保できない状態となってしまいました。また、古くより庁舎「榊の間」にてお仕えしてきた伝統的祭事について、前庁舎ではその空間を確保することが出来ず、現在では別の建物にて執り行っています。
こうした事情を鑑み、この度の御遷宮を機に著しい老朽化が進んだ庁舎を改築し、伝統的祭事を古式による庁舎「榊の間」へと復すことが計画されました。

基本情報

日 程 平成29年7月7日