御遷宮の記録

出雲井神社 本殿遷座祭

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出雲大社境内から東へ950m、大社町修理免に御鎮座で、岐神(くなどのかみ)をお祀りする摂社・出雲井神社(いづもいのかみのやしろ)は、平成27年2月24日に仮殿遷座祭をお仕えし、それ以来約8ヶ月をかけて、御屋根の檜皮の葺き替え、木部・金物の補足などの御修造を行ってきました。そして先般全ての御修造が調い、平成27年10月27日の午前11時より清祓、午後6時より本殿遷座祭がそれぞれ斎行されました。遷座祭は宮司の斎主によってお仕えされ、出雲井神社の社守や町内氏子の皆様にも参列いただきました。
遷座祭では先ず、岐神の御仮殿となっている乙見社にて祭典を斎行。御仮殿の御神前にて祝詞が奏上されると、御神体が御神輿へと奉安され、「オー」という警蹕の声が浄闇に響き渡る中、先祓いの神職を先頭に延導幣や錦旗、八重榊など威儀物奉持者の行列が従い、絹垣に囲われた御神輿がゆっくりと約300m北の出雲井神社へと遷座されました。
その後、出雲井神社への御遷座が滞りなくお仕えされると、御神前には次々とお供え物が進められ、宮司による厳かな祝詞奏上がなされ、参列代表者の玉串拝礼がなされて遷座祭が執り納められました。

基本情報

日 程 平成27年10月27日