御遷宮の記録

釜社 本殿遷座祭

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 御本殿の東方に位置する末社・釜社は、瑞垣外に西面して御鎮座で、御祭神の宇迦之魂神は食物を守護される神で、全国のお稲荷さんの御祭神でもあります。今の御社殿は延享5年の御造替です。
平成27年7月31日に仮殿遷座祭をお仕えし、それ以来約8ヶ月をかけて、御屋根の檜皮の葺き替え、木部・金物の補足などの御修造を行ってきました。
そして先般全ての御修造が調い、3月21日の午前11時より清祓、午後7時より本殿遷座祭がそれぞれ斎行されました。

遷座祭では先ず、釜社の御仮殿となっている西十九社にて祭典を斎行。御仮殿の御神前にて宮司により祝詞が奏上され、その後御霊代が出御、「オー」という警蹕の声が浄闇に響き渡る中、先祓いの神職を先頭に延導幣や錦旗、八重榊など威儀物奉持者の行列が従い、絹垣に囲われた御霊代がゆっくりと釜社へと遷座されました。
その後、釜社本殿への御遷座が滞りなくお仕えされると、御神前には次々とお供え物が進められ、宮司による厳かな祝詞奏上がなされ、参列代表者の玉串拝礼がなされて遷座祭が執り納められました。

  

基本情報

日 程 平成28年3月21日