御遷宮の記録
御本殿 仮殿遷座祭
平成20年4月20日、午後7時より「平成の大遷宮」の事始めにあたる「仮殿遷座祭」が十五夜の月明かりがわずかに境内を照らす中、厳かに斎行されました。
斎館前の祓所に参進した國造以下祭員はお祓いを受け、御本殿へと参進しました。
境内は大國主大神様のお蔭を戴こうと約4000人の参列者が居並び、「おおみやうつし」の時を粛々と待っていました。
御本殿へと参進された國造は、大神様の御霊代を御神與にお遷しなさるため殿内にお入りになられ、祭員たちは大床・八足門内で出御の時を待ちます。
そして数刻の後、殿内より御霊代を奉安された御神與が舁手によって奉戴され、威儀物、白幣を戴いた供奉者が渡御路を進みました。
「オー」という警蹕の声と、奉拝の「かしわで」の音しか聞えない静寂の中、東十九社、文庫、素鵞社、彰古館、西十九社、八足門の前を御神與はお進みになられ御仮殿へとお遷りになられました。
入御された後、殿内には明かりが灯り、海川山野のお供物が進められ、國造様より大神さまへ入御の旨の祝詞が奏上されました。
基本情報
日 程 | 平成20年4月10日 |
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