御遷宮の記録

御下賜金・神饌料を賜る

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この度の「平成に大遷宮」にあたり、畏くも天皇陛下より御造営費に金一封の御下賜の思し召しを賜り、去る平成25年2月6日、宮司が宮内庁へと参内。宮内庁次長より天皇陛下よりの御下賜金の伝達を賜りました。
また、御下賜金御礼記帳の後には、宮家・旧宮家の方々よりの神饌料の伝達を賜りました。
同日夕刻、帰着した宮司により御下賜金が御仮殿内へとお供えされ、宮司以下職員一同により深々と拝礼がなされました。

そして翌7日午前9時からは御仮殿において宮司斎主の許、「御下賜金御献進奉告祭」が斎行されました。勅使館より御下賜金をお納めした唐櫃を先頭に宮司以下神職が参進。御下賜金があらためて御仮殿内、大国主大神様の大前へお供えされると、宮司により厳かに祝詞が奏上され、御遷宮完遂に向けての奉仕の心を新たにし、慶びを共にしました。
古来より、出雲大社の御遷宮には歴代の天皇陛下より特別な思し召しを賜っており、前々回の明治14年5月15日の御遷宮の折には明治天皇より赤地大和錦一巻の御寄進を賜り、式部寮より伶人の参向が命ぜられました。また、前回の昭和28年5月10日の御遷宮では、昭和天皇より御内帑金の御下賜を賜っています。
恐れ多くも、この度の御遷宮においても御皇室の篤い御崇敬と特別なる思し召しの許、本殿遷座祭が斎行されます。

基本情報

日 程 平成25年2月7日