御遷宮の記録
上宮 本殿遷座祭
旧暦10月の神在祭に際し、神々のお話し合いである〝神議り〟の御社となる境外摂社の上宮では、平成26年4月からまずは拝殿の御修造を行い、続いて平成27年1月15日には御本殿と随神門の御神体を拝殿にお遷しする仮殿遷座祭をお仕え致しました。それ以来約9ヶ月をかけて、御屋根の杮葺(栗材)の葺き替え、木部・金物の補足などの御修造を行ってきました。そして先般全ての御修造が調い、平成27年10月9日の午前11時より清祓、午後6時より本殿遷座祭がそれぞれ斎行されました。遷座祭は宮司の斎主によってお仕えされ、上宮の社守や町内氏子の皆様も参列されました。
遷座祭では先ず、祝詞によって上宮の御祭神である素戔嗚尊、八百萬の神々、そして随神門の門神に対し御修造の竣功と元の御神座への御遷座の旨が奏上されました。続いて境内の明かりが消され、浄闇の中に御本殿の神々、随神門の神々がそれぞれ元の御神座へと遷座なされました。
その後、神々の御前には海川山野の種々の御供え物が進められ、宮司による厳かな祝詞奏上がなされ、参列代表者の玉串拝礼がなされて遷座祭が執り納められました。
神在祭では麗しく全ての御修造が整った上宮において、八百万神による〝神議り〟がお仕えされます。
基本情報
日 程 | 平成27年10月9日 |
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