12月27日、拝殿の西、斎垣に囲まれた御饌井(みけい)と呼ばれる井戸では「御饌井祭」が奉仕されました。
特別に祭場が設けられ、粢(しとぎ)の団子と神酒が供えられた御饌井の前では、國造により祝詞が奏上されると楽人が琴板を叩いて歌う神歌と共に、神舞が奉仕されました。
御饌井は真名井(まない)・御手洗井(みたらしのい)と並ぶ出雲大社の神聖な井戸の1つです。
「御饌(みけ)」とは神様へのお食事のお供えを意味する言葉であり、文字通りこの井戸より汲み上げられた神聖な水は大国主大神様へのお供えの御水とされます。