祭典・神事

古式ながらの真菰の神事 「 凉 殿 祭(すずみどののまつり)」

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御本殿での月始祭に引き続き凉殿祭が境内より東方へ約100メートルに位置する「出雲の森」で奉仕されました。
出雲の森には椋木の大木が御神木としてお祀りされています。御神木を前に宮司が祝詞奏上、その後大神様が宿られた大御幣を奉持し、出雲大社境内の御手洗井(みたらしのい)へ向かいます。
出雲の森より御手洗井までの道中には立砂が盛られ、神職によって青々とした真菰(まこも)が敷かれ、宮司はその真菰を踏み歩き御手洗井へ進みます。古来より、出雲地方にはこの踏み歩かれた真菰をいただくと、無病息災の御蔭を賜るとの信仰があります。
例年、この凉殿祭には毎年大勢の方々に参列いただいておりますが、一昨年より新型コロナウイルス感染拡大防止のため参列をご遠慮いただき、神職及び祭典奉仕者のみにて奉仕致しました。
また、祭典後に参列された皆様にお渡しする真菰渡しも控えさせていただきました。
尚、真菰をお渡し出来ないかわりに、真菰を銅鳥居の内と外、神楽殿前に吊るして掲げておりますので、皆様にはこの真菰の下をお潜りいただき無病息災で日々お過ごしいただきたいと念じております。6月7日までお潜りいただけます。

  

         

基本情報

日 程 令和4年6月1日