祭典・神事
節分祭
2月2日は、明治30年以来124年ぶりとなる節分の日に当たります。
「福は内、鬼は外」の声も高らかに、大人から子供まで福豆を手にして邪気を祓い、福を招いて清々しく立春を迎えようとの節分の行事は、今も昔も変わらない心和む日本の伝統風景です。
当社では、午前9時より御本殿にて「節分祭」が奉仕されました。
御守授与所ではご参拝の皆様に「福豆」と「人形(ひとがた)」が授与されております。
「福豆」は福の神でいらっしゃる“だいこくさま”によって清めされた福豆を戴くことで、福縁に結んで戴けます。
「人形」は心身の厄や穢れをこの人形に息を吹きかけ、また身体をさすり移した後、御本殿八足門前に置かれた唐櫃(からひつ)に納めます。唐櫃に納められた人形は拝殿でお祭りが斎行され、厄を祓い落とし清めた後、今年の無病息災が御祈願されます。
参拝者は御本殿をはじめ、境内の各御社にお参りし御社の前で「福は内、鬼は外」と、唱えながら豆を撒いて参拝し今年の無病息災を祈念します。
例年は八足門前・神楽殿前に豆の入った長供膳が置かれ、年の数だけお持ち帰り戴くために用意をしておりますが、新型コロナウイルス感染防止対策のため取りやめさせて戴きました。
こうした当社の節分は、地元の氏子に伝わる珍しい豆まきの風習があります。各家庭で煎った豆を、家族全員の年の数だけ合わせて白紙に一包みにして、また別にもたくさんの豆を持ち、家族揃ってお参りします。そして銅鳥居をくぐると、鳥居を背に「福は内」と大声で唱え、鳥居を越えるように豆包みを高々と投じます。これには、包んだ豆が銅鳥居を越えて落ちることで、今年もマメ(元気)でありますようにとの「厄落とし」の祈りが込められております。
本年も皆様が「豆息災」でお過ごしになられますよう祈り申し上げます。
基本情報
日 程 | 令和3年2月2日(火) |
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