奉納・行事

日本画奉納

日本画奉納のアイキャッチ画像

10月7日、ニューヨークを拠点に活躍する日本画家・千住博氏より、作品3点をご奉納いただきました。千住氏は、瀧を題材とする作品を多く描き、高野山金剛峯寺襖絵で日本芸術院より令和2年度の恩賜賞及び日本芸術院賞を授与されています。
この度、ご奉納いただいた作品3点も瀧を題材とした作品で、最も大きい作品は高さ幅とも2メートルを超える大作で、水墨画を思わせる黒と白による落ち着きある色調でありながらも滝を表わす「飛泉」という言葉を連想させる力強い水飛沫が印象的です。もう一つは青を基調とする作品で、これも豪壮な滝の趣きを表現した作品となっています。
「瀧図」は白金(プラチナ)を基調とし、他2作品と異なり1本の直下する水の流れを描き、それを中心に水飛沫が舞う様は静謐さの中にも「清浄明潔」(すべてのものが清らかで生き生きしていること)の趣きを感じさせてくれます。
当日は、千住氏と関係者も参列されて拝殿にて奉納奉告祭を斎行、各作品を祓い清めると共に、訪れる人々の目を愉しませ、また心和ませるものとなるようご祈念申し上げました。
作品は、いずれも庁舎に飾られて末永く伝えさせていただきます。

  

 「ウォーターフォール」

 

 「瀧図」

基本情報

日 程 令和3年10月7日