奉納・行事

連休期間中の神楽奉納

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暖かな日和の中、大勢の参拝者で賑わうゴールデンウィーク、毎年恒例の神楽奉納が行なわれ、繰り広げられる神楽に人々は暫し足を止め、〝神々の国 出雲〟に伝えられる神話の世界に心を深めました。

 

期日       社中名( 所在地)

4月27日(土) 都神楽団(邑智郡美郷町)

4月28日(日) 大土地神楽保存会(出雲市大社町)

4月29日(月) 出雲大社教神代神楽本部(雲南市大東町)

4月30日(火) 万九千社・立虫神社神代神楽保存会(出雲市斐川町)

5月 1日(水) 出雲大社教神代神楽小河内支部(雲南市大東町)

5月 2日(木) 出雲大社教神代神楽佐世支部(雲南市大東町)

5月 3日(金) 出雲國大原神主神楽保存会(雲南市大東町)

5月 4日(土) 出雲大社教神代神楽日登支部(雲南市木次町)

5月 5日(日) 伊野神楽保存会(出雲市野郷町)

5月 6日(月) 見々久神楽保持者会(出雲市見々久町)

(夜神楽)

5月4日(土)赤塚神楽佐儀利保存会(出雲市大社町) ※午後5時頃より

 

~神楽の起源~

さかのぼること遥か神代の昔、舞台は神話の世界に語られた高天原(たかまがはら)です。伊勢神宮の御祭神、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、御弟神、須佐之男命(すさのおのみこと)の乱暴に御心を悩まされ、天石屋戸(あめのいわやど)へ籠もられます。その為、世界は暗黒の闇に閉ざされ、邪物のはびこる混乱の世となりました。そこで、高天原の神々が集われ、天照大御神の御出現を祈って石屋戸の前で祭祀を執り行ない、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が神懸りの舞を納めます。天宇受売命の見事な舞に神々は大いに喜ばれ、お隠れの天照大御神が石屋戸から御出現になられたのです。
この「天の石屋戸神話」に伝えられる天宇受売命の舞が神楽の起源といわれています。

 

~島根県の神楽~

島根県に広く伝わる神楽には、「出雲神楽」と「石見(いわみ)神楽」があります。「出雲神楽」は島根県東部に伝わるもので、厳かで慎ましい演舞を特徴とします。その一方、島根県西部に伝わる「石見神楽」は、豪快で派手な演舞を特徴とし、同じ島根県に伝わる神楽でありながら対照的といえます。
昔から老若男女を問わずお馴染みの神楽は、長い歴史の中で様々な変遷をとげながら、それぞれの流派が形成されるなど、各地で独自の姿を残してきました。

 

 

 

基本情報

日 程 令和元年4月27日~5月6日