７月２５日、東京都渋谷区在住の日本画家　西田俊英・由美子ご夫妻より、日本画「静かな夜にー化身のごとくー」を奉納いただき、同日拝殿に於いて奉納奉告祭を斎行いたしました。
この作品の湖は、島根県と広島県の県境にある聖湖と呼ばれている人造湖です。
その昔、山深きこの渓谷に７２戸の樽床集落がありましたが、発電用ダム建設のため海底に没しました。
それから７０年近くの歳月が流れましたが、今でも周囲に民家もない真っ暗な夜の湖畔は、静かに星が瞬き月の波面が美しい湖です。

西田氏曰く、そんな湖畔の真夜中に一人で佇んでいた時、月明かりの中で急に風が吹き、波が立ち上がったのを見た時に、龍神様が確かにいらっしゃると強く感じて描いた作品との事です。