演目:日御崎(ひのみさき)

演目:日御崎(ひのみさき)

演目:日御崎(ひのみさき)日御碕大明神(ひのみさきだいみょうじん)三穂御崎

 

神話に「国引き」というお話があります。日本は小さいので、その昔朝鮮から国を引っ張り、最初に大社の日御碕、次に平田の北浜から鹿島の恵曇、最後に美保関が日本に引っ張ってこられたとされています。これに朝鮮が怒り、百艘の舟に兵を乗せ国を取り返しに来ましたが、日御碕大明神が撃退した、というお話が神楽の演目となったとのことです。舞では、まず女面の日御碕大明神が弓矢を持って舞い、次に大きな面の鬼神が出てきます。鬼神は「我はムクリ(牟久利、蒙古)の国彦晴という鬼神、タエツラ王、コッピラ王という鬼も皆我が血脈、総じて八百四千の鬼の王、我を守護する神は鹿島、香取、諏訪、熱田、八幡、西宮、一々南山近く攻め寄るところ」と、戦いを挑んできますが、日御碕大明神により倒されます。