演目:日本武(やまとたける)

演目:日本武(やまとたける)

  

 

日本武尊(やまとたけるのみこと)は景行天皇(けいこうてんのう)の勅命によって東国の蝦夷(えみし)退治におもむかれました。途中、伊勢神宮で倭姫命(やまとひめのみこと)より天叢雲の剣(あめのむらくものつるぎ)と火打石を授かります。そして蝦夷との合戦の末、見事に退治なされました日本武尊は喜ばれ、「うれしきの舞」を舞われます。
日本武尊が蝦夷の火攻の折り、天叢雲の剣で草々をなぎ倒し、火難を逃れられたことから、天叢雲の剣を「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」と呼ぶようになりました。この剣は三種の神器の一つであり、須佐之男命(すさのおのみこと)が八俣大蛇(やまたのおろち)を退治された際、大蛇の尾より出てきた剣です。